フィラデルフィア管ロンドン公演:指揮ネゼ=セガン、pf エマニュエル・アックス

6月6日:フィラデルフィア管弦楽団ロンドン公演
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン、pf独奏:エマニュエル・アックス
1) ベートーヴェンpf協奏曲第3番
2) チャイコフスキー交響曲第5番
Royal Festival Hall at Southbank, London

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チャイコの5番の連続となりましたが、期待の若手指揮者ネゼ=セガンとフィラデルフィア管のコンビとあって行きました。実はフィラデルフィア管の実演は初めてです。

ネゼ=セガンの指揮はエネルギッシュで情熱的。身体をいっぱいに格好よく使い、スケール豊かな音楽を引き出します。一方で細かい指示も豊富。紡ぎ出す音楽は、情感豊かで繊細なニュアンスに富んでいます。この先ほんとうに楽しみ指揮者です。


フィラデルフィア管は、弦が特徴的。分厚いけど重くなく柔軟でよく歌います。金管は華やかですが木管は大人しすぎます。そのせいでしょうか。オケ全体は往年の華麗なサウンドというよりはむしろ中庸で統制のとれた感じです。

エマニュエル・アックスの実演を聴くのも初めてですが、とにかくピアノの全てを知り尽くし使いこなすプロ中のプロといった感じでした。fffでも各音クリアで濁らず、pppでも粒立ちよく通る音で、説得性のある歌を奏でていたのは印象的でした。

先日のロンドン交響楽団のチャイコ5番と比べると、弦は剛柔異なれどどちらも分厚いサウンドで引分け、金管はブリティッシュブラスの伝統を誇るロンドンvsオーマンディサウンドの片鱗を示すフィラデルフィアでこちらも引分け、木管は目立ちたがりの名手が揃っているロンドンが圧倒、ホルンは三番手が主役を務めたロンドンに対しエースが仕事をしたフィラデルフィアの圧勝、トータルの音楽はそれぞれのオケの特徴がよく出た雄大かつ繊細な名演で引分け、というところです。

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