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11月27日:英国ロイヤルバレエ “ドン・キホーテ”
Royal Opera House, Covent Garden, London
演出・振り付け:Carlos Acosta (Marius Petipaの振り付けに基づく)

Kitri: Akane Takada, Basilio: Alexander Campbell,
Don Quixote: Gary Avis, Sancho Panza: Jonathan Howells,
Lorenzo: Alastair Marriott, Gamache: Johannes Stepanek
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英国ロイヤルバレエの“ドン・キホーテ”公演。バレエ素人の私はよく知らなかったのですが、19世紀のバレエの中では代表的な作品だそうです。念の為にネットでストーリーを予習。たわいもない喜劇ですが、スペインの踊りを取り入れたダンスは見ごたえがあります。

主役予定のプリンシパル ロベルタ・マルケスさんのケガで、日本期待のホープ高田茜さんが主役のキトリを演じました。高田茜さんは現在プリンシパルの次のFirst Solistという地位。足がスラリと伸び、技術的にも高そう。明らかに舞台の他の人よりは上手くキレもあり、この先が楽しみです。ただ初々しいというか、やや生真面目というか、先日マノンで見たヌニェスさんの踊る姿からにじみ出るニュアンスや表情があまり感じられません。雰囲気が物足りない感じ、やはりプリンシパルを張るには相当なものが必要なのでしょうね。


相手役のキャンベルさんは、日本人的体格。そのせいかどうかわかりませんが、動きに体操選手のようなキレがあり、ソロで軽々と宙を舞う姿は見応え充分です。またこの人は、昨年見たくるみ割り人形でハンス・ペーター(くるみ割り人形)役でしたが、ユーモア溢れる間の取り方とコミカルな動きは絶妙で、今回も何度も笑ってしまいました。特に自殺と見せかけキトリとの結婚の許しをロレンツァから取り付けたあとおもむろに起き上がるシーンは秀逸。


タイトルのドン・キホーテは演技はするがほとんど踊らず、ダンスの主役は若いカップルという面白い設定のバレエでした。振り付けは、ロイヤルバレエの客演プリンパルのカルロス・アコスタさん。今回も£10の席。


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by amati701 | 2014-11-30 03:00 | バレエ
指揮:ベルナルド・ハイティンク、ピアノ:内田光子、ロンドン交響楽団
1) ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
2) モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番
3) ブラームス:交響曲第4番
10月30日 バービカンホール、ロンドン
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巨匠ハイティンク、世界の内田光子を迎えてのロンドン響の演奏会。いつもは意欲的に入れる現代曲はなく、有名な曲を並べた豪華メニュー。

モーツァルトのピアノ協奏曲22番が名演でした。内田光子さんのピアノはほんとにクリアで美しく、オーケストラとも息がぴったりです。pppでもfffでも音が濁らず、埋もれず、モーツァルトの魅力を余すところなく表現します。本日はミスもやや散見されましたが、オケと一体となりモーツァルトの真髄に迫る演奏は感動ものです。まるで、モーツァルトの姿が内田光子さんに重なってみえてしまうほどです。曲が終わるとブラボーの嵐。内田光子さんはロンドンで大人気です。

モーツァルトのピアノ協奏曲は本当に素晴らしいですね。曲想の陰影とオーケストレーションの色彩は人間の感情を等身大に表したかのようで、人類の歴史を代表する芸術だとつくづく思います。この22番は、ピアノと管楽器の掛け合いが絶品です。ただしこの日の演奏は、中庸というかやや地味な演奏でした。昨年の内田さんの第17番は、丁々発止のやり取りがスリリングで即興的な才気に溢れた超絶名演だったので、どうしても比較してしまうのかもしれません。ハイティンクのテンポがかなりゆっくりだったので、そのせいかもしれません。

プラームスの4番も、ゆっくり目のテンポによるゆったりした演奏。第1楽章は空回り気味で、音がなんか濁って重なっていて、いつものロンドン響の切れ味にかけていました。しかし、第2楽章のチェロの主題からエンジン全開。分厚くコクのある骨太で懐の深いプラームスを聞かせてくれました。85歳のハイティンクはまだまだ元気そうですが、さすがに演奏終了後はへとへとでした。


ロンドン交響楽団は、コンセルトヘボウやクリーブランドほど美しくも、精密でもないですが、分厚く迫る音、音楽の躍動感は格別です。ただし、木管はいつもよりおとなしめ、そのせいかいつも驚嘆させられる音離れの良さや各パートの即興性がこの日はさほで目立たず、絶好調とまではいかない出来だったようです。また今日のバイオリンは両翼配置でした。

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by amati701 | 2014-11-01 05:28 | 音楽