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6月12日、ロイヤル・フェスティバルホール at Southbank、London
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ指揮、orch:フィルハーモニア管弦楽団、pf:キリル・ゲルシュタイン

1) グリンカ:序曲“ルスランとリュドミラ”
2) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
3) ショスタコービッチ:交響曲第5番

現在世界でもっとも多忙な指揮者と言われるヤルヴィを客演指揮に迎えてのフィルハーモニア管のコンサート。

ラフマニノフは、この曲が凄い曲という以外印象に残らなかった。ゲルシュタインは、たぶん指は回っているし、pfもよく鳴っているのだろうけれど、それ以上でも以下でもないという感じ。オケの音も濁っていたというか、重なりすぎていたというか各パートの音がよく聞こえず、ピアノとオケとの音色の差がつかず、終始ffで一生懸命演奏していたかの印象である。ヤルヴィも特に策もなく、曲をこなしていたかのよう。ラフマニノフ独特のロマンチシズムのうねりがほとんど聞かれなかった。曲が終わったあとは、とにかくラフマニノフの協奏曲は凄いということだけが残った。ゲルシュタインは日本ではN響と協演し好評だったというが、世界的なピアニストとして売り出すにはまだまだ、といったところである。

休憩をはさんでのショスタコービッチの交響曲第5番は打って変わっての好演。フィルハーモニア管は端正で美しく各パート柔らかい音を奏で、それが程よくブレンドされ多彩な音色を醸し出していた。ヤルヴィはその特徴を最大限に生かし、冒頭から全神経を行き渡らせ、張り詰めた緊張感で独特の空間を生み出し全曲を支配していた。この日の演奏は一言で言い表すならば、異常なまでの張り詰めたテンション、である。fffもpppも凄まじい緊張感が演奏をリードしていた。特に3楽章のpppは絶品。魂を揺さぶられた。ショスタコービッチの作曲当時の複雑な精神状態を反映していたかのようであった。パーヴォ・ヤルヴィもフィルハーモニア管も、これからの活躍がますます楽しみである。

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by amati701 | 2014-06-22 04:36 | 音楽