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5月7日:Royal Opera House, Covent Garden, London
指揮:David Syrus
フィガロ:Alex Esposito、スザンナ:CamilaTilling、伯爵:Gerald Finley、伯爵夫人:Rebecca Evans、
ケルビーノ:Anna Bonitatibus、バルトロ:Christophoros Stamboglis、マルチェリーナ:Marie McLaughlin

筆者にとって初オペラ。オペラはやはりストーリーと歌詞を勉強しなくては構えてしまうので、他の作曲家のものはCDでもあまり聞いていないが、モーツァルトのオペラは大好きである。

ストーリーは滑稽なのに、モーツァルトのオペラとなるとスリル満点、笑いあり涙ありのヒューマンドラマになるから不思議なものだ。極上の音楽が推進力となってドラマの展開をリードして行くのである。そして、人の声の素晴らしさにも改めて感動した。定番のアリアも良いけど、重唱は最高である。様々なモチーフが次から次に万華鏡の如く繰り出され、まるで彼の20番以降のピアノ協奏曲を聞いているかのようである。そして、それが登場人物の心の揺らぎや動作とピッタリ合うのだから、オペラでこそ複雑の人々の複雑な心の移り変わりを表現できるということを、舞台を生で聴いて初めて実感できた。特に、マルチェリーナがフィガロの母親だと判明する場面や、伯爵夫人が伯爵を許すフィナーレの場面(映画「アマデウス」でも有名ですね)は感動し涙が出そうになった。モーツァルトの音楽そのものが等身大の人間の微妙で複雑な心情を反映していることを思えば、そうしたことは当然のことであろう。

歌手は最近フォローできていないので有名な人かどうかはわからないが、いずれも素晴らしかった。特に伯爵のGerald Finley、フィガロのAlex Espositoの声には痺れた。ケルビーノのAnna Bonitatibusも印象深かった。オーケストラは今日はよく締まっていて、生き生きとモーツァルトの世界を表現していた。今まで筆者が経験している限りでは、バレエの時は(もちろん演奏は素晴らしいのだけれども)どうも一杯引っ掛けているのではと思わせるようなところが節々あるのだが、今日はそれはなかった。ただし、歌とのアンサンブルが時おり乱れていたのがちょっとだけ残念である。歌い手あるいは楽団員からは、音楽のリズム感がやや掴みにくかったような気がする。指揮はDavid Syrusという人だが、元々は故Colin Davisの予定だったそうである。残念なことであったが、Colin Davisのモーツァルトを聞きたかったものだ。

もうひとつ面白かったのは、会場の皆さんがとても楽しんで観劇をしていたことだ。しばしば、ミュージカルのように結構声を出して笑っていた。吉本新喜劇のようなお決まりのツボがあるだろうか?

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by amati701 | 2014-05-12 04:49 | オペラ