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これまたアップが遅れましたが4月9日に行ったロイヤル・バレエ“眠れる森の美女”の2014年春、最終公演。
場所はRoyal Opera House、Covent Garden、London

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ロンドンでのロイヤルバレエは、昨秋のロミオとジュリエット、年末のくるみ割り人形に続き三度目。今回も素晴らしくまたしても感動しました。主役オーロラ姫を演じたのは、北九州出身の崔由姫(チェ・ユフィ)さん、抜群のテクニック、そして何よりも優雅かつ可憐な踊りに魅了されました。表情も愛くるしくプリンセスにぴったり。ロンドンっ子にも大人気で第一幕の最初のソロからブラボーの嵐。眠れる森の美女では主役を度々演じているようで、世界のトップにふさわしい活躍。王子役のGoldingは背が高く、手足も長く、雄大な踊りで妻のお気に入りでした。

このバレエを見るは初めてでしたが、いろんな役がそれぞれ見せ場を持っているのですね。特にオーロラ姫に続く準主役の女性キャラクターそれぞれに主役並みの見せ場のソロがあり、チャイコの他のバレエよりバレエ的な楽しみが多いように思えました。また、最後の結婚式の場面では、長靴を履いた猫、赤ずきんちゃんと狼、青い鳥などおとぎ話のキャラクターが出てきて、これまた楽しめました。

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崔由姫さんはFirst Soloistですが、他に小林ひかるさん、高田茜さん、平野亮一さん、蔵健太さんがFirst SoloistまたはSoloistとして活躍していて、吉田都さん、熊川哲也さんの築いたロイヤルバレエでの日本人のプレゼンスをしっかり広げているようです。今回、高田さんはフロリナ王女(青い鳥のパートナー)とEnchanted Gardenの精で軽やかで素晴らしいダンスを見せてくれました。小林さん、平野さん、蔵さんも、いつも重要な役どころを演じており存在感を示しています。ちなみに、小林さんはWoodland Gladeの精、蔵さんはその騎士及び長靴を履いた猫、平野さんはリラの精の騎士でした。

こんな世界一流のバレエを一人£10で見れるので、なんともお得です。さすがに格安席は舞台を見下ろす感じで、まず席に着くまでが少々怖かったです。


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by amati701 | 2014-04-28 01:18 | バレエ

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4月4日:Barbican Hall、London

1) ハイドン:チェロ協奏曲第1番

2) ブルックナー:交響曲第7

復活祭の休日を利用して旅行したのでアップが遅れてしまったが、オランダの名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のロンドン公演。指揮はマリス・ヤンソンス。ブルックナーシリーズ。

弦楽器の音の美しさにはただただ驚嘆した。けっして派手ではないが、ふくよかで暖かく、ビロードのような肌触り、かつみずみずしい。例えれば磨きあげられた高級銀食器のような、緑の広大な森のような奥深い美しさ。若い頃から色々なオケを聞いたけど、弦の美しさではNo.1。そんな弦を支えるべく管楽器は、こちらも派手でなく芯のあるいぶし銀の音色。フルートはおそらく銀管だったが、木管のような音色、クラリネットもオーボエも、弦楽器に同化させたかのような統一感のある音色である。

ヤンソンスは細部まで神経を行き渡らせて、自然体の音楽を奏でていた。ブルックナー特有のオルガン的音響効果に頼るのではなく、あるいは教会的な精神性を強調するでもなく、あくまで音楽に忠実に身をゆだねていく。その結果、室内楽的な緊密さや、舞踏音楽的なリズムの面白さをこのブルックナーのポピュラーな曲から引き出していたのは興味深い。ヤンソンスの指揮が、これまた流麗でカッコよかった。最近聞いた(見た?)指揮者の中では抜群にうまいと思う。指揮棒を左手に持ち替え、右手を差し出して指揮する、という芸当も見せていた。

ところで、今回は木管が変な配置をしていた。クラリネットがオーボエの後ろ、ファゴットがフルートの後ろに並んでいる。こんな配置、どなたか見たことありますか?

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by amati701 | 2014-04-26 04:29 | 音楽
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4月1日: Royal Festival Hall, Southbank, London
1) サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
2) モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 K466
3) エルガー:“エニグマ”変奏曲

この4月15日で誕生日を迎えるネヴィル・マリナーの90歳のお祝いのコンサート。ソリストとして、現音楽監督のジョシュア・ベル(Vn)、前音楽監督のマレイ・ペライア(pf)そしてオーケストラは盟友アカデミー室内管弦楽団。 マリナーは(2)と(3)を指揮し、(1)はベルが独奏兼指揮を務めた。一時切符が売り切れ諦めていたのだが、急遽キャンセルが生じ5日ほど前にゲットした。オーケストラ全員が白い花を胸や頭に飾り、お祝いムードいっぱいのコンサートである。

豪華なソリストと気心知れたオケを従え、堂々たる演奏。90歳とはとても思えないキビキビした指揮から紡ぎ出される音楽は、余分な装飾を排して音楽の本質に迫り、まさにマリナーの誠実な人柄を映し出しているかのよう。胸からの下の可動範囲は限られていたが、指揮は緻密でオケに細かく指示を出していく。まだまだ10年くらいは現役を続けられそうな勢いである。

モーツァルトのK466は、高校生のころからこの人の演奏(とブレンデルのpf)が刷り込まれていて、そのおかげでモーツァルトが好きになったようなものなので、マリナーとアカデミー管のコンビの演奏には特別な思い入れがある。繰り返し聞いたレコード、そして映画「アマデウス」と変わらない筋肉質の演奏で、この曲の陰と陽を見事に浮き出していく。ペライアも1楽章のpfの入りの前には手が震えるほどの気持ちの入れよう。全身全霊を込めた演奏で、終わったらヘトヘトになってマリナーと抱き合っていた。モーツァルトの素晴らしさ、すごさを目の当たりにした演奏だった。

エニグマは、一転華麗な演奏で、マリナーの母国の作曲家に対する共感をまざまざと感じさせる演奏だった。こういう演奏を聴くと、インターナショナル化が進んでいるクラシック音楽においてもやはり「本場もの」に多少なりともこだわりたくなろうというものである。ベルのサン=サーンスもチャーミングで本当に”うまかった”。 アカデミー管も、弦は美しく、管は達者で、本当に良いオケである。

エルガーが終わったあとは観客総立ちのスタンディングオベーション。英国では珍しくアンコール2曲のあと、コンマスが音頭をとってHappy Birthday to You。観客もみな合唱し、ホールの全員至福のひとときを過ごした。

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by amati701 | 2014-04-06 07:07 | 音楽