ムジークフェラインでウィーンフィルを聴く(1):ネルソンス指揮、ベートーヴェン”英雄”

1月10日、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会。指揮:アンドリス・ネルソンス。楽友協会・黄金のホール
1) ハイドン:交響曲第102番
2) Iván Eröd:クラリネットのための三重協奏曲(世界初演)
3) ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

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ムジークフェライン黄金のホールは、私にとってはおそらく一生のうちにあるかないかの経験。年末にWebサイトでたまたま空席を見つけ、またとない好機に急遽ウィーン遠征を企画しました。やはりロンドンは便利です。アンドリス・ネルソンス指揮でメインはベートーベンの英雄。チケットを購入したサイトからは席を選べなかったのですが、来てみると前から5番目の真ん中のあたり、かぶりつきの席でした。ニューイヤーコンサートだったら、TV中継に映っているであろう席ですね。
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とにかく、このホールでウィーンフィルの音を聞くことが憧れでした。実際に聴くそのサウンドは、超高級絨毯のように美しく、きめ細やか、そしてフカフカに暖かい。ところどころ丁度糸のほつれが見られるようにアインザッツのわずかな乱れが見られますが、そんなことは些細なこと。CDで聴く時以上に全く気になりません。コンサートマスターは、ライナー・ホーネック。
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この写真に見えるメガネをかけているチェロのトップの人、英雄の第2楽章の冒頭のソロの動き見事でした。

指揮のネルソンスはまだ37歳。ロンドンフィルではしばしば振っているようですが、まだ見たことも聴いてこともありませんでした。写真では颯爽としているようでしたがいざ見てみるとかなりの割腹の良さ、とても30代には見えません。指揮台に出て来るだけで汗ビッショリ。実際の指揮は、大きな身振りでエネルギッシュです。指揮棒を左右の手に頻繁に持ち替え、両手であちこちのパートに指示を出します。ポイントのアクセント時には足踏みまで動員します。前方の席だったので、メロディーを歌う声や息継ぎそして唸り声までも発しているのが聞こえました。ウィーンフィルに気後れすることなく、ぐいぐい音楽を引っ張っていきます。
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それゆえ「英雄」の演奏自体、確かに奇をてらわずオーソドックスなものでしたが、きわめてエネルギッシュで推進力のある演奏でした。スケールが大きいだけでなく弱音の美しさも格別です。もちろんウィーンフィルのサウンドの美しさがあってからこそではあります。ベートーベンのオーケストレーションの面白さがウィーンフィルで聴くと際立っていました。

アンドリス・ネルソンス、若年ながら、天下のウィーンフィルをこれだけリードしていけるのはたいしたものですね。今後、世界の楽壇の中心となっていくであろう指揮者だと思います。ただし、やはり体格良すぎ。もう少し節制して健康に気をつけて欲しいものです(?!)。

クラリネットのためのトリプルコンチェルトももうひとつの目玉ですが、こちらは後日。。。。。


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