ロンドンの年末の風物詩、ロイヤルバレエのくるみ割り人形


ロイヤルバレエ:くるみ割り人形
12月11日、王立歌劇場、コヴェントガーデン、ロンドン

ロイヤルバレエのくるみ割り人形、年末の風物詩です。


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ロイヤルの「くるみ割り人形」は一昨年に次いで2回目。昨年の年末は「くるみ割り人形」は上演されず、かわりに「Alice’s adventure in the wonderland」でした。

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主役にとしてクレジットされるのは金平糖の精とコクリューシ王子ですが、一番目立っているのはクララとその相手役のハンス・ペーター(くるみ割り人形)。特にクララは、第一幕からずっと話の中心にいて踊りまくっています。そのクララ役にはケニア出身のフランチェスカ・ヘイワード、期待の若手です。とにかく可憐で存在感あるダンス。この人が踊り出すと、ぱっと花が咲いたように舞台が明るくなります。第二幕の、各国や花の精などのいろいろな踊りを見ていて自然とその輪の中に入った時などは最高、抜群の存在感によりその場面を完全に自分の舞台にとしてしまします。もう既にプリンシパルに匹敵する存在ではないでしょうか?
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ハンス・ペーター(くるみ割り人形)には豪州出身のアレキサンダー・キャンベル。小柄ながら運動神経抜群のダンスで各国の踊りも次々とこなします。特にロシアの踊りは素晴らしいです。また、ユーモア抜群のパントマイムは見ごたえ満点、金平糖の精に「ネズミと争って、僕は勇敢に戦ったんだけど負けそうになったんだ。でもその時クララが助けてくれたんだよ」と説明する場面は、抱腹絶倒です。実は一昨年見た時もクララとハンスはこの二人で、その時の印象がとても強く今回もこの配役を選んだのでした。


そして真打、金平糖の精は、ローレン・カスバートソン。彼女のバレエを見るのは初めてですが、細みの体から繰り出される舞は美しくとても上品。さすが英国の誇るプリンシパルです。またその相手役コクリューシ王子は、伊出身同じくプリンシパルのフェデリコ・ボネリ。長身で端正かつ優雅な踊りが光りました。出番は短くても、この日のような舞を見ると、やはりこの二役が主役だな、プリンシパルを当てるだけあるな、と納得します。

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それから、ピーター・ライト振付のくるみ割り人形で欠かせないのが、ハンス・ペーターの叔父で人形職人かつ魔術師のドロッセルマイヤー。こちらにはギャリー・エイヴィス!ドロッセルマイヤー役の第一人者のようですね。まったくもって当たり役、このお話の陰の演出家としての存在感は素晴らしいです。

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日本人ダンサーでは、若手の金子扶生さんとアクリ瑠嘉さんがそれぞれ仕掛け人形のヴィヴィアンディエールとドロッセルマイヤーの助手、そしてボネリの奥さんの小林ひかるさんが花の精を先導する4人の花の一人として、それぞれ重要な場面で登場していました。ロイヤルバレエでの日本人の活躍、いつも楽しみです!

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by amati701 | 2015-12-28 09:35 | バレエ