プリンパル・ヌニェスさんの優美なマノンとモダンな振付:ロイヤルバレエ

アップが遅れましたが、10月4日の英国ロイヤルバレエ公演、「マノン」。配役は
Manon: Marianela Nunez、Des Grieux: Federico Boneli、
Lescaut: Ricard Cervera、Monsieur GM: Chirstopher Saunders、
Lescaut's Mistress: Laura Monera

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美貌の少女マノンが、欲に目がくらみ、恋人デ・グリューを捨て金持ちの愛人になるが、デ・グリューを忘れられずパトロンを騙しデ・グリューとともに逃げよううとして捕まってしまい、牢獄行きとなる。デ・グリューは看守を殺害してマノンとともに逃亡するが、彼女は疲れ果てデ・グリューの胸の中で息絶えてしまうというお話。「ロミオとジュリエット」と同じマクミランよる振り付けだそうで、初演は1974年、古典的なバレエと異なりパントマイムの要素が多く、演劇を見ているようでした。

マノンを演じたNunezさんは、体の隅々まで表情豊かな踊りでした。優雅な所作、手足の先々まで神経の行き届いた繊細な動き、そしてどんな場面にも溢れる気品はさすがプリンシバル。感動です。相手役のBoneliさんも素晴らしい演技。以前くるみ割り人形でコクリューシ王子を演じていたのを観たときは、特に特徴のない平坦な踊りに思えたのですが、今回のマノンでは伸びやかに若い青年の情感を演じていました。

マノンというお話、一般には浅はかな若い女性の結末を描いているように言われるているようですが、バレエで見る限り運命に翻弄される若い女性の心の揺らぎを描く悲劇となっているように思えます。最後の「沼地のパ・ド・ドゥ」では、マノンが自分の過去を回想しながら、恋人との真の愛を確かめる中で死んでしまうという、幸せと悲劇の共存がバレエの身体を使った表現で、とても鮮明にあらわされていたように思います。

今日の席は£9。さすがに最上階の端で、舞台や1階席を覗く風景は壮観というか、少々怖い。

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by amati701 | 2014-10-26 20:59 | バレエ