ウェルザー=メスト & クリーヴランド管 in プロムス:ブラームス交響曲第1番。

プロムス68 9月7日ロイヤル・アルバートホール、ケンジントン、ロンドン
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト、管弦楽団:クリーヴランド管弦楽団
1) ブラームス、“大学祝典序曲”
2) Jorg Widmann、“Flute en Suite”(イギリス初演)
3) ブラームス、交響曲第1番
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本年2回目のプロムス。クリーヴランド管は初めて聴きますが、ひたすらニュートラルでピュアな音。各奏者の音程も音色もリズムもぴったりで、こんなに揃っているオケは初めてです。揃っているからピュアで美しい音が生まれるんでしょうね。ヨーロッパの大陸のオケのような香りあるいは色気のある美しさではないけど、巷で言われているような「筋肉質」との評とは異なる、ピュアな美しい音色は独特で感動しました。どのパートもやや控えめで、目だとうということはしないですが、音の重なりがクリアに聞こえます。各パート目立ちたがりでパンクなロンドン交響楽団とは真逆のスタイルです。

ウェルザー=メストはやや早いテンポながら、さらっと流すことなく、楽譜に忠実に細部まできっちり克明に表現。音量で威圧することはなく、ブラームスの情感に外側からアプローチすることもしません。むしろ大人しいくらいだけど、室内楽的で精緻な演奏。それがピュアなオケの音色とあいまって、ブラームスの音楽の本質に直接的に迫り楽曲そのものの美しさを忠実に再現してるかのようでした。控えめなのにロマンチシズムにも溢れていて、まるで「作曲家の音樂に忠実に奉仕することが最高の表現であり、演奏家の使命である」とでも言っているかのようでした。私は、バーンスタインの思い入れたっぷりの熱いブラームスが大好きなのですが、このようなブラームスも良いかなと思いました。

Flute en Suiteのソロを吹いたフルーティストは、このオケのトップのジョシュア・スミスで相当の名手、木管の楽器を操ってました。この曲のあとブラ1ではトップに座るという超人ぶりでした。

クリーヴランド管は、セルやドホナーニの時代には、精緻で余分な贅肉を削ぎ落として筋肉質な音色で硬派の音楽、という評判だったと思います。今夜の演奏は精緻ながら、美しさ満ち溢れた柔らかい音楽。セルの音楽も実演はひょっとしたらこんなだったかもしれません。

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by amati701 | 2014-09-17 07:30 | 音楽